ゴミ屋敷や孤独死の原因!?セルフネグレクトの特徴と傾向

ゴミ屋敷や孤独死を引き起こすセルフネグレクトとは

近年よく見られるようになった「ゴミ屋敷」や「孤独死」は、セルフネグレクトのような精神疾患を患った人が引き起こすと考えられています。

ここ数年では、高齢のセルフネグレクト患者が増えています。
一人暮らしの高齢者だとうつ病や認知症を先に患ってから、セルフネグレクトを発症することがあります。

セルフネグレクトは「自己放任」とも言われているように、自分自身に関心がなくなり、生活をすることに関心が薄れて衣食住が乱れ始め、やがて生きる気力を失います。
食事もとらず風呂にも入らず、ゴミを捨てずに部屋に放置し続けてやがて家はゴミでいっぱいになります。
そのような生活を長く続けた結果、知らないうちに病気となり、それが悪化して誰にも看取られずに命を落としてしまうのです。

こんな症状が見られたら要注意 セルフネグレクトの兆候と原因

ゴミ屋敷や孤独死となってしまう前に、セルフネグレクトに気づくことはできるのでしょうか。
次のような症状があれば、セルフネグレクトの疑いがあります。

  • 食欲がなく、必要な食事を摂らない
  • 風呂に入らない
  • 部屋を掃除しない
  • 体調が悪くても病院に行かない
  • 金銭管理をしなくなる
  • 家族や友人など身近な人との交流を断つ、自分から孤立してしまう

このように、すべてにおいて投げやりになってしまうには、そのきっかけがあるのですが、これは患者さん一人一人によって変わってきます。
セルフネグレクトになる原因で多いのは、病気にかかったことで失望感に襲われてしまった、認知症を患ってしまったという以外に、人間関係が上手くいかずうつ病になってしまった、身内や親しい人たちの死去の知らせから生きる気力を失ってしまったなどがあります。

ゴミ屋敷や孤独死を起こさないためには

知らないうちにセルフネグレクトに陥らないためにも、普段の生活でその予防をしたいものです。
孤独死が老人の一人暮らしに多いことから、地域の介護施設関連の包括支援センターでは、地元の高齢者に積極的に働きかけて介護支援を提供しています。
必要なら介護施設への入所の手伝いも行っています。
このように地域で一人暮らしの高齢者を支えるネットワークが確立していれば、高齢者の約6割が支援を受け入れてセルフネグレクトが改善できたというデータもあります。

自身においては、行事に参加するなど、なるべく外に出て人と触れ合い会話をするような機会を作ります。
悩みがあれば友人や親族を頼るのもいいでしょう。

ゴミ屋敷や孤独死を電話一本で片付ける特殊清掃業者

セルフネグレクトに陥らないためには、日ごろから物を片付ける習慣をつけておかなければなりません。
しかし、健康であっても部屋の掃除が苦手など、いざやろうと思っても何から手を付けてよいかわからず途方に暮れる人も多いようです。

特殊清掃業者や遺品回収業者とよばれる仕事は、セルフネグレクトのような精神疾患が原因で、ゴミ屋敷になった家を手際よく片付けてくれます。
散らかったゴミを分別して廃棄、古紙などもまとめてくれます。
廃棄ゴミは、法律に基づきリサイクル品も正しく処分していきます。
特に孤独死をした場合は、物だけでなく遺体のあった場所の消毒や消臭作業も近所に迷惑をかけることなく完璧に処理していきます。

片付が自分1人でできない時は、このような専門業者の力を借りるのも1つの方法です。

特殊清掃業者は年中無休24時間連絡ができ、思い立った時にはいつでもたよれる存在です。
特に孤独死処理については、電話を依頼してから作業開始までの時間もとても短いためそのサービスも大変利用しやすくなっています。

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