ゴミ屋敷の片付け方と作業手順

ゴミ屋敷を生み出す原因は 

ゴミ屋敷が引き起こす近隣住民とのトラブルがテレビのニュースで報道されるようになりました。
2階建ての住宅のすべての部屋が天井までゴミで満杯になった様子は、この世のものとは思えない悲惨なものです。
ここまでひどい状況ではなくても、自分の部屋が片付けられず、気づけば部屋に物があふれて足の踏み場がない人もたくさんいるのではないでしょうか。

このような人達に共通していることは、何かと理由をつけて所有物の廃棄を含めた整理整頓の習慣がないことです。

自分自身が動いてゴミを片付け始めない以外は、部屋や住まいはきれいになりません。
「自分から行動を起こす」のが、ゴミ屋敷の片付けの第一歩です。

ゴミ屋敷を生み出す原因を、住む人の性格と生活環境の2つの面から考えてみましょう。

まずゴミ屋敷を作ってしまうタイプは、「もったいないから捨てられない人」「面倒くさがりやの人」などに多く見られます。
掃除をする習慣が身についておらず、不用品を正しく分別して捨てるという生活を普段から心がけていない人は、知らず知らずのうちに物が自分の部屋や家全体に溜まっていきます。

これに加えて、家具や家電製品を新しく買い替えた、引っ越しした時に不用品を処分せず放置したままである、仕事で出張が多く、ゴミの収集日にゴミ出しができないといった環境的な要因が加わりゴミがどんどん溜まっていくのです。

ゴミ屋敷を片付ける! 事前に準備することは

ゴミが捨てられずに年月が経てば、あっという間に自宅はゴミ屋敷になります。
自宅がゴミ屋敷になってしまい、片付け方がわからなくなってしまったら、ゴミの回収業者に一括依頼するのが最善策ですが、コストがかかります。

ゴミ屋敷の片付けは自分1人では不可能です。
しかし、もし自分でやると決めたら必要なものを準備し、短期間で一気にやり遂げる覚悟が必要です。

最初にするべきことは「お手伝いしてもらう人の確保」です。
何十年もかけて溜めたゴミは、人手をかけないと一気に処理ができません。
ゴミを家の外に運び出し、廃棄してもらう場所にまで軽トラックで輸送しなければならないこともあります。
溜まったゴミの量を自分で決めた期限で片付けるには何人必要かを考えて、できるだけ多くの人材を確保するようにしましょう。

そして手伝いの人に使ってもらう軍手やマスクなどを準備します。
ゴミを入れる袋なども大量に用意します。
持ち込みできるゴミ回収場所へのアクセス方法や受付時間帯、料金なども調べておきます。
近隣のゴミ置き場に出すゴミは、回収日に出せるように仕分けしておきます。
賃貸住宅に住んでいる場合は、管理人や大家にあらかじめ連絡するのを忘れないで下さい。

ゴミ屋敷の片付け方 その心構えとコツについて

ゴミ屋敷の片付け方は、処分方法が異なるゴミを分別することが最も大切です。

テレビや冷蔵庫は家電リサイクル法に基づき有料で処分しなければなりませんし、地域によっては大型家具の処分が有料のところもあります。

また「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」というように捨てる袋が分かれている地域もあります。
ゴミを運び出すときは、分別も併せて行うと効率よく進めることができます。

リサイクル家電や大型ゴミ、買取可能な家具に関しては、整理業者に依頼して作業時に引き取ってもらうのがおすすめです。

作業日時に併せて回収に来てもらうように事前予約しておきましょう。
引き取りは、24時間対応OKの業者を選ぶ方が作業がしやすくなります。

ゴミ屋敷の片付けにおいては、もったいないという気持ちを捨てて、迷ったら捨てる、一気にやってしまうという心構えで臨んでください。
何十年もかかって溜まったゴミを一つずつ手に取ってじっくり考える時間はありません。
またその品物にまつわる思い出にひたる余裕もありません。

「今必要で、これがないと生活できないもの」以外は全て処分します。
「いつか使う」という物も必要ではありません。
何も考えず、ひたすら仕分け作業に集中しましょう。

作業がすべて終わるとやってよかったと感じ、気分爽快になれます。
今までの自分が生まれ変わったように思えて、今後、全てのことに前向きに取り組めるようになることでしょう。

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