失敗しない、騙されない!特殊清掃業者の選び方

特殊清掃業者を選ぶ3つのポイント

知らない間に身内が孤独死をしてしまった。そんなとき、冷静でいられるご遺族はほとんどないでしょう。多くの方にとっては初めての経験で、ショックで何をしてよいかわからないのに、色々な事後処理に追い回されます。その中のひとつに、亡くなった方の住まいの清掃があります。

孤独死をした場合、発見されるまでの期間が長くなれば遺体が大きく損傷しています。腐乱した汚物や死臭はこの世のものとは思えないほど悲惨です。
こういった状況に対処するのは、専門的な装備や用具、知識を備えていないご遺族の方が行うのは不可能であり、大変危険です。

孤独死をした部屋や住まいの清掃や家具などの撤去処分すべては、一般の清掃業者ではなく、「特殊清掃業者」を探して依頼します。
あわててすぐに処理を依頼してしまわないよう、3つのポイントに気を付けて業者を探して下さい。

特殊清掃業者を選ぶ3つのポイントは、「費用の安さで選ばない」「死臭を完璧に除去できること、またその実績があること」「悪徳業者を選ばない」ことです。

特殊清掃業者のサービスとその品質を見分けるには

孤独死の事後処理を請け負う特殊清掃業者の作業内容は多岐にわたっています。
その内容は、清掃と遺品処理の2つに大きく分けることができます。
業者を探す時は、実際に孤独死後の原状復帰を請け負った実績の多い業者を選んで下さい。

特殊清掃業者による清掃は、近隣住民に迷惑をかけることなく行われます。
害虫駆除、死者が直接触れていた死臭元の除去、腐敗体液や汚物の除去、特殊清掃専門の消臭剤や消毒剤の塗布を実施し、最後には腐敗物があった場所を、鼻を近づけて死臭が完全に除去されたかどうかを確認します。

特に死臭の消臭作業の良し悪しが特殊清掃業者のサービス品質を決定づけるものになります。
この行程は問い合わせ時に確認することは難しいのですが、実際に孤独死の現場を何件処理しているか、実績が多ければ、信頼できる1つの目安となります。

遺品処理は、遺体があった場所の家具やカーテン、ソファ、カーペットなどに死臭が染みついているので、それらを撤去処分することから始まります。
物品はリサイクル法などルールを遵守して処分されます。
預金通帳は依頼主へ返還し、貴金属類の買取や現金化まで請け負うところもあります。

もし清掃を行っても原状回復が見込めない時は、部屋のリフォームをすることになります。
その場合、特殊業者はリフォーム業者を紹介し見積もりを依頼してくれます。

特殊清掃業者はこのようなサービスを年中無休24時間体制で受け付けています。
見積もりは無料となっており、実際の現場を見て行います。
OKなら、すぐにその場で作業が開始してもらえるような対応が早い業者が望ましいと言えます。

金額に惑わされず、必要な作業を一つずつ確認し、実際にそれらの作業を行った実績がある会社を選ぶようにしてください。

遺族の弱みにつけこむ悪徳業者に要注意

孤独死という緊急事態でも、遺族の悲しみにつけこんで高額の料金を請求するような悪徳特殊清掃業者は存在します。

悪徳業者はネット上では、低価格のサービス料金を提示し、いったん依頼すれば、出張費、運搬費用、処分費用、交通費、洗剤やごみ袋代金の実費請求というようにさまざまな理由をつけて、追加費用を提示していきます。

また最初から清掃を行わずに、いきなりリフォームをすすめる特殊清掃業者も要注意です。
全面改装を勧める業者は、悪徳業者の可能性が高いと言えます。
また「ワンルームで作業一式100万円」というような高額価格を提示する業者も危険です。

悪徳業者との契約を防ぐためには、無料見積もり時に実際に現場で作業内容を一つずつ確認してもらい、それぞれについて料金を提示してもらうよう交渉して下さい。
清掃と遺品整理は、遺体が発見されるまでの期間に加えて、家の広さや物品の種類と数、そして腐乱臭や汚物、害虫の発生状況によって決まります。

作業内容を細かく説明せず、それぞれの料金についても提示ができない業者とは契約すべきではありません。

見積もり料金に納得出来て作業を依頼することになれば、その場ですぐに簡単な死臭除去作業をしてもらえる特殊清掃業者もあります。

まずはお気軽にご相談ください(無料)