孤独死の消臭は専門業者へ依頼を!業者選びのポイント
孤独死の事後処理で最も困難な消臭作業は専門業者へ依頼を
孤独死の事後処理で、最な作業として挙げられるのが、遺体が見つかった住居の清掃です。
遺体の腐敗臭などは、遺体発見が遅ければその臭いが家中に広がり染みついているため、遺族の方たちが自分たちで処理することは不可能になってきます。
死臭の消臭には特殊な洗剤や消臭剤を使う必要があり、これらを扱うための正しいノウハウを持つ特殊清掃業者に依頼していただかなければなりません。
賃貸住宅で孤独死が発見された場合は、たとえ早期に発見されたとしても、特殊清掃業者の事後処理なしには退去手続きを認めてもらえないこともあります。
特殊清掃業者とは、他の清掃業者とは違って死者の事後処理を請け負う業者です。
特殊清掃業者は、「事件現場清掃業」と呼ばれることもあり、事件・事故、自殺、孤独死などで遺体の発見が遅れた時の部屋の原状回復に努めています。
消臭作業を行う際は、まず特殊清掃の専門業者を選ぶことが重要
死後、日数を経るにつれてご遺体が傷み臭いが生じます。気温が低い冬場であれば1週間ほどで、夏場であれば2~3日すれば腐敗していきます。
そして、その臭いによって近隣の方たちが異変に気づき、発見につながることがよくあります。
業者を選ぶポイントは、シンプルですが、まず特殊清掃の専門業者を選ぶことです。冒頭でもお話ししましたが、通常のハウスクリーニングではきちんと対応しきれないからです。
専門技術のない業者に頼み消臭が完璧にできなければ、再度別の業者を探して消臭作業を依頼することになり、さらに費用がかかってしまいます。
また業者の中には消臭作業をするよりも、最初から住居の全面リフォームをすすめて来る心ない業者もいますので注意してください。
なお、長期にわたりご遺体が発見されなかった住居などでは、壁の内部にまで臭いが染み付いていたり、床下の木材やコンクリートにまで体液が流れ出し浸透している場合もありますので、リフォームが必要になる場合もあります。
見積もり後、追加料金が発生しないかを確認
依頼時には、技術に加えて価格も気になるところだと思います。
多くの実績を積み重ねている業者であれば、その経験から現場を見て適正な費用を算出し、見積もりに反映することができます。そして、見積もりを行ったあと、追加請求などを行うことはないかと思います(私どもでは無料で見積もりを行い、作業後などに追加料金の請求などは行っておりません)。
ホームページなどに「▲▲の清掃 ○○○円~」「△△の消臭・消毒 ○○○円~」といった具合に、目安になる金額を明確に表示しているのではないかと思います。
また、その会社が請け負った案件についてきちんとホームページなどで公開していると、作業実績がわかりやすいため、候補に上げるのもいいのではないでしょうか。
作業を請け負った住まいの間取りやその状況などをきちんと書き記し、そこに金額などが記載されていると、依頼される方々もかかる費用の目安になり、良い判断材料となるのではないでしょうか。
緊急性を要する作業のため見積もりなどに迅速に対応してくれる業者を探す
こういった作業は緊急性が高いいので、問い合わせは24時間、年中無休、見積もりも迅速に行い、見積もりに納得できれば即作業を開始してくれる業者が理想的です。
実際の作業では、害虫駆除、腐敗体液除去および付着物の撤去、消臭・消毒、清掃作業などが行われます。
私どもでは、消臭・消毒については、臭いの分子を分解するオゾン脱臭機と二酸化塩素を使用しています。
作業内容に加え、使用している薬剤や機器について自社のホームページできちんと説明・紹介している会社も良いかと思います。
自分で消臭する時の手順やポイントは
特殊清掃の現場をご家族などで消臭するのはおすすめできません。
というのも、ご遺体が運び出された後であってもハエなど害虫が発生しており、感染症になってしまう危険性があるためです。
プロはゴーグルやマスク、防護服などを着用して作業にあたります。
また入室する際も、ご近所に迷惑がかからないようにドアや窓、換気口などから害虫が出て行かないように細心の注意を払います。
そういった手順を踏んで作業が進んでいきますので、プロにご依頼いただく必要があるのです。
まずはお気軽にご相談ください(無料)