ADHDで片付けられなかった私 支援センターに相談してゴミを処分

こころテラスではみなさまからいただいた片付け・ゴミ屋敷の体験談をご紹介しています。
今回は、ご自身がADHDで、発達障害者支援センターへの相談をきっかけにお部屋の片付けをされたエピソードです。

先延ばしの末に、気づけばゴミ屋敷

私はADHD(注意欠如多動性障害)で、昔から片付けをするのが大の苦手です。
いつの間にか物が山積みになっているし、片付けたいけど今は他の事をやりたいし…と見ない振りをしてしまうのです。(やるべきことを先延ばしにしてしまうのは、ADHDの傾向のひとつです。)

気付けば家はゴミ屋敷に。

発達障害者支援センターへ相談、一目で業者を呼ぶことに

とうとう自分ひとりではどうにもできないほどに物が溢れてしまい、通っていた発達障害者支援センターへ思い切って部屋のゴミについて相談をしました。
まずはセンターの指導員に家の中を実際に見てもらい、手伝い程度で片付けられるのか、清掃業者を呼んだ方がいいのかを判断してもらうことになりました。
我が家を訪問した指導員は、一目見ただけで「清掃業者を呼びましょう」との判断。

台所が特にひどかったので、「せめて台所でご飯を食べられるようにしましょう」ということになりました。というのも、流しには洗わずに放置している食器がいっぱい。その為に私は外食しかできない状態になっていたからでした。

日程を調整して業者に清掃を依頼

清掃業者に依頼をした際、「全部ウチ(清掃業者)に任せて徹底的に捨てるのか、捨てていいものかどうか一言○○さん(私)に確認してから捨てるかを選んでいいですからね」と、ありがたいお言葉をいただきました。必要な物をいらない物と混ぜて積み上げてしまう私は「捨てる前に確認する」を選ばせていただきました。

当日、清掃業者の方々(4名ほどいらっしゃいました)に家の中へ上がってもらったのですが、「これは捨てて大丈夫な物ですか?」と確認してから手際よくいらない物をまとめていって下さいました。流しは、全て食器を移動させたあとにピカピカに磨いてくださって嬉しかったです。

自分でも驚くほどのゴミの量

大きめのトラックに乗って来て下さっていたのですが、台所の片付けは半日以上・そのゴミだけでも溢れる位の量だったため、後日またゴミを回収に来てくださる事に。片付ける前は足場もろくに無かったので相当量だったようです。私自身も「この中で生活していたのか…」とあらためてびっくりしました。

片付け後本当に台所が綺麗になり、いらない物は全部処分することができたので家でご飯を作れるようになりました。
たまに散らかしてしまいますが、今後もこの状態をキープできるようにしていきたいと思っています。

まずはお気軽にご相談ください(無料)