近年社会問題として取り上げられるようになってきた「ゴミ屋敷」。自分は大丈夫だと思っている人ほど、家の中が散らかっているかもしれません。
ゴミ屋敷を作ってしまう理由は、捨てるはずのゴミが放置されたままだったり、すでに持っているのにまた欲しくなって同じものを買ってしまうことを繰り返すなど、本人の行動に問題があります。
そしてそうなってしまう原因の一つに精神疾患を患っていることも指摘されています。
ゴミ屋敷を作りやすい人にはこんな特徴があります。
ゴミ屋敷は、一人暮らしの家に多く見られます。代わりに片付けてくれる人がいないことから、どんどん家の中にゴミがあふれていきます。
ゴミ屋敷は長い年月をかけて作り出されていくものです。
最初は1つの部屋だけだったのが、その数がどんどん増え、最後は家の天井にまでゴミが積みあがっていきます。ゴミ屋敷は次のような流れで形成されていきます。
ゴミで床が隠れている、脱いだ服、空のペットボトル、本、かばんなど持ち物が床に散乱している。
膝ぐらいまでゴミや物が積んである場所がある、空き缶やコンビニ弁当の空容器の放置がある、トイレの便器が黒ずんでおりゴミが散乱してドアが閉まらない。
あらゆるゴミがひざ上まで積みあがっており、何がどこにあるのかわからない、トイレは汚れが付いたまま、風呂場はゴミ置き場となっていて使えない。
腰の高さまでゴミが積みあがっている、冷蔵庫は使用不可能、台所などの水回りにカビが発生、トイレはゴミで完全に埋もれた状態で使用不可能、このレベルでは1Kの部屋に5000㎏のゴミがあり害虫が大量発生するため近所からクレームが発生する。
胸の高さまでゴミで埋まる、害虫やネズミの大量発生、糞やゴミなどすべてがヘドロのようにドロドロになっている、玄関の扉は開閉が困難、トイレや風呂場はどこにあるのかわからない
天井までゴミが到達した段階、自分以外はすべてゴミ、行政代執行レベル
ゴミ屋敷はレベル1なら、自分で片付けることが可能ですが、それ以上になると自分ひとりの手には負えないことが多くなります。
もし借家をゴミ屋敷にしてしまい、周囲に迷惑をかける事態となれば、たとえ自分の力で元通りに出来たとしても、火災や事故のリスクを考えれば、大家からは原状復帰と認めてもらえず、プロの業者に作業を委託するよう強制されることも多くなります。
業者に依頼した時の費用ですが、車輌費、人件費、ゴミ処分費が主に発生します。この中で一番高い割合を占めるのはゴミ処分費です。ゴミの内容とその量によって、分別や輸送にかかる手間や時間が変わってくるからです。
レベル1では軽トラックと作業員1~2名が派遣されます。作業を2時間で完了したと仮定した場合、車両費が約4,000円、人件費が約6,000円、ごみ処分費用が5~7万円となります。
レベル4になれば、車輌費約15,000円、人件費約12,000円、ゴミ処分費用10~18万円です。
レベル6では、車輌費は2トントラック1台で約18,000円、作業員が3~5名で約18,000円、ゴミ処分費用が20~30万円です。
特殊清掃業者にゴミ屋敷を片付けてもらうメリットは、短時間で部屋を元通りにきれいにしてくれることです。
近所にまだ気づかれていない段階のゴミ屋敷なら、プライバシーに配慮し、近隣住民に気づかれないようにゴミを運び出し処分してくれます。年中無休、見積もりは無料で即作業も可能で依頼しやすくなっています。