この度の案件は、一人暮らしのお父様が自殺をされた部屋の特殊清掃です。
ご依頼者はそのご子息兄弟からお問い合わせを頂きました。
今年の3月下旬は気候が急に暖かくなり、過ごしやすくなった時期でしたが、逆に捉えると腐敗が進行しだす時期でもあります。カレンダーには生存されていたであろう日付までがチェックされており、様々な書類関係が一つにまとめられおり、前もって準備された事が伺われる現場でした。
死後2週間。警察は週明けに発見したとの事でしたが、ご遺族は仕事の関係もあり現地には数日後の週末に我々と同じタイミングで来られました。
汚染物は警察が袋詰めにする所まで対応していましたが、キッチンに置かれたままになっていた事により腐敗臭が発生し、クロスや押し入れ内のべニア部分に吸着し、汚染物撤去だけでは臭気は残留してしまっていました。
この様なケースで完全消臭を実施するには、クロスやクッションフロアーの剥ぎ取り+ハイスペックオゾン脱臭機が必要ですが、ご依頼者からは以下のご希望がありました。
の3点という事もあり協議の上、初段の作業として緊急パックで対応させて頂きました。
まずは現場の清掃です。警察の調べでは周りに迷惑をかけないようにした為か、下に毛布が敷いてあったとの事で床面はあまり汚れていなかったのですが、袋詰めにされていた現場の毛布からは激しい腐敗臭が発生していました。
自殺現場です。床と机には遺体を降ろし搬送された時に付いた警察官の靴跡が見受けられます。
家財を動かすと隠れていた血痕が出現してきます。部屋全体を消毒後、丁寧に拭き取ります。
全てを丁寧に拭き取り、オゾン燻蒸により脱臭、除菌を行う事で一時入室の為の環境を作ります。臭気レベルが高い部屋特有の霧状のモヤがかかったような状態になっています。
約3時間後ご依頼者様も入室出来るまでの消毒と臭気に落とすことが出来、無事遺品整理を行う段階に進む事が出来ました。
※腐敗臭を吸着している家財は臭いの発生元となる為、特殊清掃とともに撤去作業が必要となるケースも多くあります。
お客様からご記入頂いたアンケート用紙です。↓
性別 男性 年齢 40歳代
当社のサービス
良い
理由
親切に丁寧な対応をしていただき、コチラの無理な注文にも精一杯努力して頂き大変感謝しております。
ご意見・ご感想
今後も私達のような方々の力になってあげて下さい。この度はまことにありがとうございました。