今回は孤独死された40代男性の案件です。友人がスマホのLINEが既読にならない事と留守番電話にメッセージを入れても返信が無いのを不審に思い警察に相談した所発覚。警察の見立てで、死後2週間。
お客様は故人とは実の兄弟の様に育ったという従兄の方で「〇〇の為だから中の家財やゴミ等はなんとか片付ける事ができたのだが、臭いだけは市販の消臭剤をかけた所で全然取れない。また大家も知らない仲では無いので、迷惑をかけたくない。なんとか出来ないだろうか」とご依頼を受けました。まずは臭いの元となっている畳の撤去が最優先である事お伝えしました。
お客様と大家様の協議の結果
の3点が主なご要望です。
確認したところ、壁の材質は合板という事もあり、賃貸物件で内装工事を入れるとの事で吹き上げでの対応。その後、畳・襖を全撤去した上でオゾン燻蒸にて脱臭・消毒を実施。今回はお客様のご希望で+3日間のオゾン燻蒸を実施致しました。
燻蒸後、お客様及び大家様に確認をして頂き、了承の後作業終了とさせて頂きました。
作業終了後お客様が、「〇〇の部屋、あんまり物が無くてね。子供もいないし身辺整理でもしてたのかな」と寂しそうにポツリとつぶやかれた言葉がとても印象的でした。